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「ふしぎ星のふたり姉貴」3話目「あたいのお婿さんになってくれたらいいな」にしようかなぁ。

自ら大臣の辞職願を出したローマンだったがめでたくプロミネンスを奪い取る事に成功した。これに気をよくし裏世界で「私は世界を動かす力を握っている!私が世界の王となる。今のうちに私にどんどん酒をつげ!」と嘯いてはバーではタダのみしていた。とはいえタダ毎日飲みまくっていたのではなく時には「世界を握る王は良酒しか飲まない。」とこの手の柄の人間にしては節制をしていた。彼は酒を飲み過ぎると身上をつぶすという事をよく知っていた。
裏世界…ふしぎ星にそんな物があったのかと思うだろうが、これは大臣時代からプロミネンスを奪い取る事を決めた頃からそういう物を作っていた。しかも月の国の国家予算の一部で。ムーンマリア様もこんな穀潰しが勝手に辞めてくれて助かった物だ。
そんな事を繰り返しているある日、ローマンに危うく愛人が出来そうになった。クロミと言った。しかしクロミは…
「あんたの愛人なんてまっぴらごめんよ。この場で死んでやる。そしてあんたを呪ってやるわ。」
と騒いだため、ローマンはその場を取り繕うためクロミの言う事をのんだ。
それはクロミにお婿をあてがうという事であった。
以前ローマンはしずくの国のミルロ姫に結婚も恋愛の意味も知らない坊やを婚約相手にあてがわせしずくの国を手中に治めようとしたが失敗した。そういう事もあってローマンは考え込んでしまったが、
「あら簡単じゃないの。私が選ぶからそいつを連れてくればいいの。」
その相手はブライト王子だった。


「みんなのあこがれのプリンスを手中に収めてしまいみんなを怒りに狂わせるの。楽しみよねぇ。そう思わない?」
「クロミ様もお人が悪い方だ。」
「何言ってのよ。あなたがあの呪文さえ読まなければあたいぬいぐるみのままだったのよ。」
「と、いいますと?」
「あたいかわいいぬいぐるみなの〜」
「なの〜」
「もーさわらないで。私にさわって良いのはブライト王子だけなんだからーーー」
そこへローマンの手下が帰ってきた。
「ノックぐらいしろ!」
「お楽しみ中のところ誠に申し訳ございませんでした。」
「楽しんでなんかおらん!」
「ただ今の情報によりますと、ブライト王子は水晶の封印を解いた模様です。」
「なんだその水晶の封印という物は。ワシも大臣やってたが、聞いた事無いぞ。」
「それはそのはずでございます。」
「どういう意味だ。」
「宝石の国の物でも知っている者はいないという事です。」
「そんな馬鹿な話ある訳無い。」
「なんでも水晶の封印を解いて何かを取り出した模様です。」
「あいつそんな能力を持っていたのか。」
「そのことについては調査中ですが、手がかりがつかめません。」
「あら、ますます好きになりそう。」
「もう下がってよい!」
「それでは引き続きお楽しみを。」
「うるさい!余計な事ばかり口出ししおってから。仕事しろ仕事!」
「あなたも人の事言えないんじゃないの?」
「何をおっしゃいますかクロミ様。この私は部下に適切な指示を与え行動させるのが仕事でございますよ。こうしてクロミ様とのお相手をしている間にもああいうぶっきらぼうな部下が報告に来れば、話を聞いてやらねばなりませぬ。」
「悪い人ね。」
「クロミ様ほどではございません。」



「エクリプスの手下って大臣の手下だったんだ。」
「いつか言ってたような台詞でぷも。」
「…は〜んぶらいとさま〜」
「まだ気絶してるぷも」
「ねぇーぷーも」
「なんでぷもか?」
「それってうなされてるって言うんじゃないの。」
「…う゛。」
「私もーおなか一杯だなぁ。プーモお休み。」
「お休みでないでぷも。」
by waruihito_iak | 2005-10-04 00:17 | ふしぎ星のふたり姉貴